LM386でアンプを作る
はじめに
昔買ったミニコンポのCDの調子が悪くなってしまってスピーカだけがある。
一方で、PCに繋げるスピーカがほしい。
性能は、そこそこで十分、
アンプがあればいいのだが、アンプ単体で買うと3-4千円くらいしてなかなか、
わざわざ買うかどうか迷うところ。
そこで、LM386を使ってアンプを作った。
設計
ここにある回路を参考に設計した。というよりもほぼ同じ。
- https://asi-a.hatenablog.jp/entry/2021/05/19/003142
- https://asi-a.hatenablog.jp/entry/2021/05/24/235022
KiCADで回路図を書いて、パーツを配置。
製作
ユニバーサル基板 ICB-288 (47x72mm) 上に製作する。
ケースはタカチの MB7-5-10
# 部品リスト
抵抗とコンデンサは適当な値段。
| 名前 | 型番 | 単価 | 数量 | 価格 |
|------------------|-----------------|------|------|------|
| アンプIC | LM386 | 45 | 2 | 90 |
| 電解コンデンサ | | 10 | 5 | 50 |
| 積層セラコン | | 10 | 8 | 80 |
| 抵抗 | | 5 | 10 | 50 |
| 小計 | | | | 260 |
| ケース | MB7-5-10 | 620 | 1 | 620 |
| ターミナル | TM052 | 144 | 4 | 576 |
| 2連ボリューム | R1610G-RB1-A104 | 174 | 1 | 174 |
| ミニジャック | MJ-073H | 92 | 1 | 92 |
| DCジャック | MJ-14 | 92 | 1 | 92 |
| ユニバーサル基板 | ICB-288 | 134 | 1 | 134 |
|------------------|-----------------|------|------|------|
| 合計 | | | | 1948 |
# 完成したが、、、
使っているとたまにブツブツというノイズが入る(常にノイズが入っているわけではない)。
ボリュームを絞っても発生するので入力ソースではなくてアンプで発生している可能性が高い。
電源による可能性があるが、電源を変えてもノイズが発生する。特に右チャンネル。
とりあえず、12V入力を三端子レギュレータで9Vに落として様子を見てみる。
しかし何も変わらない。
右チャンネルだけよくノイズが乗るので、左右のICを取り替えてみる。
そうすると、取り替えたにも関わらず、ノイズが乗るのは右チャンネルだけ。
そうなるとICの問題ではなくて、IC周りの回路に問題がありそう。
データシートにある標準的な回路と比べると、違う点はフィードバックの部分。
フィードバックの抵抗20kが違う人の回路では50kだったりする。
とりあえず、10kを2つで20kを作っていたのを片方を22kに変更して32kの抵抗にしてみる。
ブツブツというノイズは無くなったが、代わりにザーというノイズが常に入るようになった。
これは恐らく高周波のノイズで電源によるものだろう。
上で試した三端子レギュレータを付けたらノイズが消えた。